漫画雑誌の感想etc
【諸連絡・雑記】
- アフタヌーン感想、なかなかに順調。月曜日にはちゃんとアップ出来そうです。
- 油断して今月号のライバル読んだら金田達也先生が連載持ってて驚いた。…正直、予告の時点では読切と勘違いしてた…。
油断して今月号のスクエア立ち読みしたら一番好きな某作品が終わってて唖然とした。…次回作はどうなるんだろうなあ…。
何だかんだでライバルは新人育成にも熱心だし若手と連載経験者の起用バランスも良いので、個々の作品のパンチ力には欠けども
それを補って余りある雑誌本来のパワーは徐々に付き始めていると思う。…もっと読まれても良い雑誌だと思うけどなあ…。
…対してスクエア。自分の中での結論として『スクエアは“漫画雑誌”ではない』というのがあるのだけど、
そういう事を抜きにしてもアレが打ち切られてしまったとなると根本的に自分とは合わない雑誌なのだろう。
ベテラン勢や旧月ジャン勢を大事にしすぎてジャンプみたいな状態にならなきゃ良いけど…。
割と現実的に、数年後にはスクエアとライバルの立場が逆転しててもおかしくないと思う。ライバルは結構応援してます。
- 月刊誌・増刊感想予定
アフタ:5〜7日、ガンガン:19〜21日、サンデー超:未定。
- 「ひぐらしのなく頃に“目明し編”」完了。
私が魅音だッッッ!!!!!
双子だからこその自我崩壊!!!アイデンティティを自問自答し、少女は狂気に魅入られる!!!
…また発狂までの過程をダイナミックに描くなあ…。無茶な動機なのに圧倒的な勢いで読者を問答無用で納得させる…。
しかし読者に設ける視点が些か不親切と言うか、結局“綿流し編”での圭一って散々利用されて挙句に殺人未遂されただけの
ピエロだったんじゃないか!!!そんなピエロの視点を読者に与えて「さあ解けますか?」って外道すぎるだろ!!
…そしてそれは“目明し編”での詩音も同様だったようで、綿密な調査に基づいて「祟り」の構造を解き明かしたかと思えば
最後の魅音の一言でどんでん返し…。というかもっと早く言えよ魅音!!お前が早めに打ち明けてさえいれば
鬼婆はともかくとしてそれ以降の殺人や詩音の発狂は起こり得なかったのに!!!…魅音の責任、重大だと思うなあ…。
ともかく“綿流し編”や“目明し編”は1編を使った壮大な釣りだったわけで、そうなると他の編の情報もどこまで信じて良いのか
全くワケが分からなくなる…。キャラクターが雛見沢に疑心暗鬼していくように、読者も作品そのものに疑心暗鬼してしまう!!
…もしかしてそうやって読者の心境をキャラクターの心境に近づけていく仕掛けなのか…?そうするメリットは見えないが…。
圭一がピエロとなると事件の当事者だった“祟殺し編”はまだしも、“鬼隠し編”の情報はもうほとんど信用出来ない。
…と言うよりは詩音も、挙句の果てには鬼婆や魅音もただ振り回されてるだけだったのだし、
どう考えても園崎家以上に巨大な何かが雛見沢を牛耳っている事にしかならないような…。
今のところ富竹ドラッグを所持してた莉花や普段は温厚でも要所要所で怪しいところを見せてる入江が臭い感じか。
“暇潰し編”の『予定調和』とは違う結末になった“目明し編”が莉花にとってどういう意味を持つのかが重要なのだろうが…。
詩音を主人公にしながら悟史の失踪が解明されなかったのも重要そう。…「解」のクセに謎は深まるばかりか…。
あとは発狂した詩音に勝利出来たのがこの作品における唯一の良心と言っても差し支えない沙都子だけだったのは
作品テーマに直接繋がりそうな感じ。他人の死にも度重なる逆境にも負けない強さ……とかなんだろうか?
次は“罪滅し編”。前情報ではレナ主人公で“鬼隠し編”に対応するとの事。副題の“罪”がレナのオヤシロ様妄信に繋がるのか?
- 700000HITありがとうございます。
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感想を書いたもの:
・ヴァムピール
・からん
・おおきく振りかぶって
・無限の住人
・蟲師
・FLIP-FLAP
・ヴィンランド・サガ
・元祖ユルヴァちゃん
・百舌谷さん逆上する
・オクターヴ
・宙のまにまに
・呪街
・しおんの王
・電脳アフロディテ
・TRIAL RIDE
・ファンシーGUYきゃとらん
・ミミア姫
・謎の彼女X
・スピリット魂
本当はかっこいいカラスヤサトシ
まさかの「ザリガニ課長」とコラボ!!
コラボ要素ばかりが先行していてカッコ良さの欠片もなくなってしまっている辺りが妙に潔い…。
次号予告
怪異!4作同時スタート!!!
「FLIP-FLAP」「オクターヴ」「百舌谷さん逆上する」の3作同時スタートの衝撃も記憶に新しい中、
それすらもまだまだ序の口に過ぎなかった事が判明!!!…流石アフタだ、狂気の沙汰ほど面白くなってきやがるぜ…!!
皆が待ってた木尾先生のオリジナル作品での復帰作「ぢごぷり」は……地獄から来たプリンセスな赤ん坊の育児奮闘記なのだとか。
新境地に挑戦らしいが、系統としては「げんしけん」系っぽいか。「五年生」寄りでも良かった気はするがまあ気にすまい。
豊田徹也先生は“コーヒー”をモチーフとしたオムニバス連作「珈琲時間」で登場。「蟲師」の後継者という事になるんだろうか…?
「もえタイ」の杉基イクラ先生はドラゴンエイジから引っ張ってきたらしい移籍組。…ちなみに自分は豊田先生と杉基先生の作品はほぼ未読。
そしてアフタ生え抜きの新人からは「トラベラー」の今井哲也先生が「ハックス!」で初連載。
読切の方は寂寥感のあるバンドの話だったのに、今度の連載はポップな感じのアニ研の話か…。どんな内容なのか全く想像出来ない…。
ヴァムピール
「いいなあ……なんていい匂い 獲物の匂いだ ああ体が欲しい 体さえあれば」
それは体のある3人を見た男爵の、羨望に満ちた一言だった。
…前回トリプル主人公と明言されていながら4者4様とか言ってて仲間外れ感の出てた男爵だけど、
このセリフによってその主人公かどうかという線引きが肉体の有無なのだというのがよく伝わってきた。
生と死の概念とは何かというのが最終的なテーマになってくるであろうこの作品に於いて肉体の有無が強調されるとなると
結局はそれこそが生きているという証にもなりそうな展開だ…。それは笙と伶を肯定する事であり、カンタレッラや男爵を否定する事にもなると…。
あと、今回はギャグも多かったせいか各キャラともデフォルメ顔がふんだんに使われていた印象。
ある程度話も進められたし、作り上げてきたキャラを崩す段階に入ったという事かな。とりあえず笙の好色発言は美味しく頂きましたッ!!
からん
実質今回からが第1話。
豪快な少女がお嬢様学園に入ってさあどうなるかと思えば……ものの見事に百合展開突入!!!
しかもその突入を示す描写が蝉の鳴く草原へのトリップというとんでもない豪快さ!!
想像以上のガチ百合展開を想像以上の演出で彩る木村紺先生渾身の新作、遂に開幕!!!
……いやはや、凄い作品だった…。お嬢様学園にいる中でも雅の存在感が際立っていく感じに話が進むところまでは予想通りだったのだが、
あの脅威のイメージ映像からの百合展開など一体誰が予想し得るものか…。あれは陶酔にも似た感覚を表現したと思って良い…んだよね?
話の軸となるであろう柔道については次回以降に持ち越し。京が柔道してないのは意外だったが、柔道と学級委員との2つの話を
交互に回していく構成になっていくんだろうか?第0話から分かる通りキャラが多いのでネタのバリエーションには困らなさそうだ。
……しかし「オクターヴ」といい「ガンスミ」といい、最近のアフタは百合が盛んなようで…。ブームが2年くらい遅れている…。
おおきく振りかぶって
阿部君の家にお邪魔するのだ!
これが俗に言う彼氏の家にご訪問……いえ何でもないです。
しかし阿部がドライすぎるせいなのか、阿部弟の開けっ広げさがあらゆる意味で極上の癒しになってるなー。
阿部と同じ遺伝子で形成されているはずなのに田島との相性が抜群というのも面白すぎる。不思議空間の漂うカップリングだ…。
前回のヒキとなった各々の目標については馬鹿2人が何も考えず“甲子園優勝”にしてて笑った。実に「らしい」というか…。
また、全員がシンプルに甲子園を目標にしている中で1人だけ深く思慮しまくってる栄口の堅実さも素敵だった。
皆華麗にスルーしてるけど、もっとイジってやるべきだと思うぞ…。これほどツッコみ甲斐のある目標設定もそうそう無いのに!!
一応“現実感”と“志の高さ”と“意識変革”をテーマに全員再思考する方に決定。…とりあえず花井がいちいち周りの意見で
うろたえまくってるのが流石のヘタレ…。西広が日本一を本心にしながらラストバッターでの三振を悔やんでいる姿は良いなあ…。
初心者だからこその無謀な理想主義から試合での苦い経験で徐々に高校野球の現実的感覚が芽生え始めている証拠になってる。
あと、篠岡を激しく意識しつつ家では気の抜けた顔でTV観てるクソレフトの扱いがいつもながら酷い。…だがコイツは扱いが酷いほど輝くのだ…。
無限の住人
やっぱりアシだったらしいジョージ兄貴。今回は遂にペンネームにジョースターネタを使っての登場だ!!
とりあえず巨凛映像化は望むところなので是非ともお願いしたいところだ。「無限の住人」DVDの映像特典とかでも良いから!!
そして本編は……馬絽がここで倒れる事になる模様。逸刀流側にも遂にここで重要キャラを欠く事になってしまうか…。
大して怖畔は脱落したとは言え後々美味しいところで再登場するのが目に見えているので心配なし。
しかし凶も含めて最後まで生き残っている保障は無さそうだなあ…。名キャラがバッタバッタと死んでいく最終章になりそうだ…。
蟲師
“終幕まであと二編。”
…長らくアフタを支えてきた名作も幕を閉じる日が来てしまったか…。
感想は非常に書きにくい作品ながら毎回毎回その完成度の高さに唸らされ続けていたものだし、
潔い身の引き方は評価すべきなのだろうが寂しくなってしまうなあ…。「珈琲時間」に期待すべきなのだろうか…。
そして終幕前だからなのかは分からないものの、今回は時間の無限ループという壮大なテーマで綴った一編。
あと二編でどうやってこの終わり無き物語に終止符を打つのかは注目したいところ。
いつも通りに二編を淡々と綴っていくのか、それとも“蟲”という謎多き存在そのものに踏み込んでいくものになるのか…。
FLIP-FLAP
まさかまさかの4話完結!!
…結局最初から短編構想だったのか……。
読切上がりという事もあって読者としては勝手に長期的展望を想像していただけに、虚を突かれた形の最終回だ…。
しかし前回の感想ではプレイ中にトリップしてしまった描写から「これは山田さんルートからピンボールルートに分岐しちゃったのか?」とか
恋愛ゲーム脳全開な事を半ば冗談で書いていたのだが、まさか本当にそれに類似したENDが待っていようとは!!!
ピンボールルートというよりはUFOさんルートだけども、当初の目的だった山田さんの存在が見事にオマケ程度になっちゃったなあ…。
最終的には深町がUFOさんの領域に到達したという事になったけど、それはピンボール廃人の域と同義のようにも思えてしまうし。
女の子への恋がピンボールへの恋に挿げ替えられてしまったというよりは恋愛よりも甘美な麻薬に出会ってしまったというような感覚だ…。
受け取り方次第では「FLIP-FLAP」なんかじゃなく「FLIP-TRIP」にしかならない!!嗚呼、恐ろしき哉、ピンボールの魔力!!!
…という穿った見方になっちゃったものの、結局ピンボールの引きずり込まれるような魅力の表現という意味では間違いなく極上だった。
4話の短い内容ながらも深読みがいくらでも出来てしまう狂気の世界をここまで楽しく読ませてくれるというのも流石の実力。
短編で終わるには勿体無いのだが、それ故に深読みの楽しさが作られたとも言えるかなあ…。とよ田先生、お疲れ様でした。
ヴィンランド・サガ
あんな国はもう滅ぼせ!!最早政府転覆しか無ぁぁぁい!!!
…あの気弱な王子がバイキングの荒くれ者共を率いる革命家として覚醒するとは……。
男として最底辺として描かれてたのに、ラグナルの死で覚醒してはトールズの域にまで達しちゃうんだもんなあ…。
トルフィンは勿論の事、一瞬でアシェラッドやトルケルまでも超越してしまうとはどこまで確変起こす気だ…!!
そしてクヌート王子に従うと決めた後のアシェラッドとトルケルのやりとりが最高だった。男と認めた途端に主の取り合いかよ!!
元祖ユルヴァちゃん
「もうしま」の方で散々遅筆をアピールしているにもかかわらず1周年記念で4Pカラー!!!
…マガジンの方の50周年特別企画コラボ漫画もオールカラーだったし、そろそろぶっ倒れてもおかしくないかもしれない…。
しかもカラーの塗りが何気に素晴らしすぎるのだから驚きだ!!人物画はともかくとしても、背景があまりにも美麗すぎるぞ…!!!
そして本編は……もう「ユルヴァちゃん」じゃなく「ゴディヴァちゃん」な内容になってきてるな…。完全に作品を乗っ取ってしまった…。
百舌谷さん逆上する
ツンデレが観覧車の中で赤面身悶え!!!…それは小学4年生が性に目覚めるには十分な出来事だった……。
というわけで打算にまみれた初めてのデートは竜田が性に目覚めるという素晴らしい節目を迎えての幕切れ。
結局竜田を殴らずに済んだので勝負は百舌谷さんの圧勝なのだが、この大きな門を開けたという意味では竜田の得た財産は大きいのだよ、うむ。
しかしとにかく竜田の抜けすぎなカマのかけ方があまりにも微笑ましい。結局1万円の褒賞も遊園地の誘惑には勝てないか…。
そして遊園地で楽しんでいる人間を散々見下しながらもその竜田の幼稚な攻撃で逐一隙を見せまくる百舌谷さんも素敵すぎる。
一応千鶴が本格参戦し始めた事でより一層ラブコメ色は強くなってきたかな。ただ、ツンデレのアンチテーゼとかの観点からしても
無闇にラブコメ方面に走りすぎるのは望むべき事態ではないはず…。両親もツンデレというのが別方向に物語を引っ張ってくれるだろうか?
オクターヴ
「むかし――強いライトを初めて浴びた時みたいに 一瞬――視界が白くとんで あたまの奥でなにかはじけた」
見てもらいたい一心だった少女がガチレズの誘惑で赤い実はじけた!!!
…と、止まらない!!ノンストップのレズの道へと堕落していく過程を我々は目の当たりにしているのだ!!!
…いやはや、そりゃこの展開で嬉しくないというと嘘になるけども、あまりに救いが無さすぎるのも事実だからなあ…。
心の拠り所がレズっての傷の舐め合いしかなくなっていくまでの追い詰められ方があまりにも痛々しい…。
宙のまにまに
知らない事やロマンが一杯詰まってるんだから、石も星も一緒なんだ!!
というわけでいつも通りの展開とは言え星の魔力と石の魔力で両者和解。
天文と地学の学術的な繋がりについては多く話されなかったものの、「地球も宇宙の星の一つぶですから」というセリフで
天文部内では天文と地学を結びつけるのには成功したかな。学術的な領域については今後どこかで詳しく語られてくれると嬉しい。
素直クールかと思えば石の事になると饒舌というのはいわゆる綾波系・長門系からの脱却を狙ったキャラ付けなんだろうなー。
星猛者の美星と石猛者の笑とで根っこは同じながらホットかクールかで好対照な関係になっているのも面白い。
更にはクール系キャラでありながらブラコンという飛び道具まで兼ね備えた完全無敵の萌えキャラなのだ!!
そして前回自分が熱望していたショタ後輩、入部!!!今までガードの甘かったクール成分とショタ成分が加わったとなれば
最早この漫画のどこに隙があるというのか!!?まさに無欠の体制で新学期は始まりを告げるッッ!!!!!
…漫画の展開的にも朔達の先輩としての振る舞いが試されたり地学のウンチクにも対応出来たりするからなあ…。本当に隙が無い…。
呪街
前号のにやりんぐ展開、夢物語に終わる!!
結局連れ添いトイレもお花畑ウフフも全てブラフか!!!
隔月連載のクセに読者を引っ掛けるためだけに隙間の号に掲載してくるとはタチの悪い嫌がらせを…!!
まあ連れ添いトイレやお花畑ウフフが今回だとどのシーンに挿入されるかは分かってしまうし、上手い技法だよなあ…。
特に派手なところもない、ただ優愛菜と火詠が互いの存在と成長を確認し合うだけの話なのだが、
軒坂君の弟が被害妄想でパニックを起こしてくれてたのもあって展開に深みが出ていたのは流石の構成術かな。
というか軒坂君と会った時の火詠のリアクションは分かっているのに笑ってしまう。何だよその世界名作劇場っぽいテンション!!
しおんの王
良かった!沙織さんに出番があって本当に良かった!!
冒頭のテレビだけで終わっちゃったらどうしようかと本気で心配してたので、
最後の最後に一番美味しいところをもらえたというのは本当に胸を撫で下ろす思いだったなあ…。
連載終盤での空気具合は生半可なものではなかっただけに、ちょっとしたお詫びの意味も込めた最後の大役なのだろう。
…まあ結局久谷さんとの関係がどうなったのかは触れずじまいでしたけど…。読者の想像にお任せなのか、単行本で加筆するのか…。
歩の処遇については奨励会からやり直しという事で一応は納得。…元女装っ子がどういう扱い受けてるのかは…伏せた方が良いか。
しかし半年経っただけなんで久谷さん以外は誰も棋士として大きな出世もせず“これから”という感を漂わせる中、
立川刑事が一番成長しているというのはあまりにも予想外!!!1つの大事件がへっぽこ刑事を男へと変えた!!!
連載中はあれほど横山刑事との凸凹コンビの凹の方としてズッコケぶりを極めつつあったというのに、滅茶苦茶良い顔してやがるよ……。
そして何より事件を乗り越えた紫音の発声という最高のイベントが感動度高くて最終回としては非常に良かった。
歩とのラブコメ具合と安岡パパの親馬鹿具合が凄まじいのも一種のファンサービスなのだ。…後者は流石に度がすぎだけども気にしない!
作品としては萌えやサスペンスなどの要素を盛り込む事によって将棋という地味な題材をエンターテイメントとして成立させ、
その上でかとりまさること林葉直子氏による監修も兼ねた原作によって将棋そのものも本格派の内容にする事に成功。
その結果、将棋・萌え・サスペンスというそれぞれの柱が全て高いクオリティで安定するという
あまりに隙の無い類稀なる秀作が出来上がった。…今思うとこれだけ多方面な売り出し方だったというのに奇跡的な出来だよなあ…。
掲載誌的な理由もあるにしろ、深夜ではあれ将棋漫画でアニメ化にまで漕ぎ着けたんだから完璧な戦略だったとしか言いようがない。
安藤慈朗先生の作画は終始安定してキャラクター達の魅力をより引き立ててくれており、素晴らしい仕事ぶりだった。
林葉氏が今後も漫画原作に携わるのかとか安藤先生が今度は単身オリジナルの作品で勝負するのかは気になるところか。
林葉氏がどの程度プロット作りしてたかは定かじゃないし…。安藤先生については次回作が楽しみ。かとり(林葉)・安藤 両先生、お疲れ様でした。
電脳アフロディテ
読切。作者:和田依子。
2007冬の四季賞にて「道」「海へ来る理由」の2作を同時投稿するという荒業を成し遂げて大賞を受賞した作者が早くも最新作を掲載。
流石に受賞の2作とは制作スパンもあるだろうけど、必要に応じて執筆をこなせるだけの筆の速さと引き出しの多さは確かなのだろう。
作風としては受賞作の「海へ来る理由」に近い、基本的にはシリアスながらギャグで角を削った感じの軽快かつ深い味わいを持ったもの。
シリアスモードとギャグモードがシーソーのように頻繁に切り替わるものの、構成が上手いので読みにくさは特に生じていない。
コメディとしては総じて完成度の高い内容だったが、ちょっとしたアクションが絡むシーンだとビジュアル要素の物足りなさは感じてしまうな…。
今後もこういうコメディで推していくのかは分からないが、「道」の詩的な作風が活かされないというのも惜しい気はするなあ…。
二兎を追う者は一兎をも得ずというようにどちらかに絞るのが得策には違いないが、融合を可能にすればかなりの作品が出来そうではあるし…。
せめて「道」で見せた、2P単位でベタやトーンのバランスを変えて画面の濃淡を調整していく技術だけでも残してほしいものだ。
画力:C、演出力:B、構成力:A、キャラクター:B、シナリオ:B、基礎点:7.5点、特別加減:±0点、総合点:7.5点。
TRIAL RIDE
かずみもバックボーン掘り下げも終え、遠野も遂に本気を出した。まさに今回からがこの作品の本番!!
既に魚住先生の恐ろしいまでの覚醒によって良いエネルギーを発し始めている作品だけに期待は高まるというものだ。
そして流石の策士・遠野、閉鎖する競馬場の管理者や騎手の想いを背負った馬でかずみの闘志を鼓舞させるという
あまりのも完璧なマインドコントロールを発動。やはりかずみの性格とかしっかり掌握しきってるのなー…。
また、今度も麻衣子が精一杯振り回されてくれそうなのも楽しみ。麻衣子はどんどん驚き役として成長していく…。
ファンシーGUYきゃとらん
フロシャイム構成員、参上!!!
出て来る漫画が違ぁーーーーーう!!!!!お前のホームはヤングガンガンだ!!今すぐ帰れ!!!
…まあ川崎が舞台なので元から有り得た事なのだろうが、この先「サンレッド」の方とのクロスオーバーも増えそうな気配はあるな…。
逆に「サンレッド」の方に「きゃとらん」のキャラが出張する事もあるかもしれない。双方アク強すぎて融和しなさそうだが…。
しかしノーマン君があまりにスプラッタなお蔭でいつもは庶民派すぎなファンシーキャラがちゃんとファンシーになる効果があったのは意外。
ミミア姫
子作りを前にして「今夜はうんとしあわせになります」とかもう!!そんなマナヤさんを羨望の眼差しで見つめる少女達とかもう!!
こういう生々しい描写を独特の雰囲気で包んで微笑ましさに変えてしまう演出がそろそろ神懸かってきているなあ…。
読者にやましい気持ちがあろうとなかろうと、あまりの輝かしさに口元が緩まずにはいられない!!
そしてそれと同様に嫗さまの死も非常に重く描かれていて印象的。暗い展開を前にして叙情的な演出がピークに達しつつある…。
謎の彼女X
丘の曇り眼鏡、再び!!!
…もうすっかり丘の照れ描写として曇り眼鏡が定着しつつあるな…。よし良いぞ!眼鏡キャラはかくあるべきだ!!!
というかどこまでも丘が本領発揮してきやがるなあ…。“彼女”の度合いで卜部をライバル視しまくりなのだから強烈…!!
卜部の目出しヘアーも良いっちゃ良いけど、やっぱり前髪を出してる見慣れた髪型の方が良いと思ってしまうのは読者の性か…。
スピリット魂
最早隔月でもなく連続掲載!!
これは本格的に連載獲得へと動き始めたか……に思われたものの、“アンケートで応援お願いしますっ!!”とのアナウンスからすると
今回で一時的に掲載は中断されるらしい。続きはアンケートが良ければ連載化なのかな?その際は隔月なのかどうか…。
しかし折角徐々にキャラにも味が出始めてきていた頃だっただけにこのタイミングで一時的に幕が降りるというのは少々勿体無い気も。
タマの同人設定とか、ほとんど活かされてない設定も見受けられたりするのも消化不良感が募る。
バイクには疎い人間には話の内容がほとんど理解出来ないのはずっと難点だったが…。萌えとバイクでどの程度の需要を掴めたかは気になるな…。
最後に
四季賞は感想を書いていないとは言え一応読破はしているのです。感想書いてない分はいつかまとめて書きたいなあ…。
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地方の雑誌発売日
九州・北海道エリア(沖縄除く)のみらしいものの、とりあえず自分の居住している地域での感想を執筆している漫画雑誌の発売日をここに明記しておく。
これが元で感想が遅れる事もあるかもしれないのでその時の参考になれば幸い。
ジャンプ:
通常通り。ただし時々何故か月曜日が祝日でもないのに土曜日に発売する事がある。
マガジン・サンデー:
木曜日だったのが2007年に水曜日に変更。しかしギリギリの運搬業務になっている為か、月曜日が祝日の場合は木曜日発売に逆戻り。
その他、台風などの影響で遅れる可能性も。
チャンピオン:
金曜日。ほぼ不動。
ガンガン・スクエア・アフタ:
通常通り。メジャー月刊誌は強い。
チャンピオンREDなど:
2日遅れ。マイナー月刊誌は弱い。
増刊号:
サンデー超は通常通り。
赤マルは2日遅れ。
単行本:
「ワンピース」などの有名どころは通常通り。それ以外のほとんどの作品は2日遅れ。2日遅れの日が日曜日なら3日遅れとなる(要するに通常発売日が金曜日なら自分の地方では月曜日発売)。自分が単行本の感想を書こうとしない理由はこれ。
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